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吉保八幡神社の流鏑馬

毎年九月の最終日曜日の例祭の折、神社正面の専用の馬場にて流鏑馬神事が厳粛に執り行われます。神社が鎮座する長狭平野の西は、嶺岡の山なみが広がり、古くから軍馬の育成地とされてきました。

江戸幕府は「嶺岡の牧」として更なる整備を進め、 この牧を管理する「牧士」制度を設けて、馬の育成にあたらせました。これがこの地に住む人々と馬との絆の始まりです。

流鏑馬は現在「長狭やぶさめ保存会」の人々によってその伝統が守られ、「禰宜」と呼ばれる「弓取神役」は五日間、精進潔斎し、禊をして心身を清めます。

当日、「禰宜迎え」と称して、神社や地区の人々によって賑やかに迎えられ神社に向かい、いよいよ流鏑馬神事が始まります。刈り取られた田の中に立つ三つの的を目がけて、三回三的、合計九的騎射します。どの的に矢が当たったかで、翌年の稲の稔り具合が卜占されます。吉保八幡神社の流鏑馬は、氏子の人々が世代を越えて大切に守り継いできた神事です。

しかし現在馬の確保や伝統を維持するための運営費の捻出が大きな課題となっています。多くの方からのご寄付を賜りたくお願いをしておりますので、是非こちらのページ「ご寄付・ご奉納のお願い」からお力添えをお願い致します。